髪の毛をストレートにする場合、これまではストレートパーマ、あるいは縮毛矯正の2択でした。しかし、現在は第三の手段として「酸性ストレート」が登場しています。今回は、酸性ストレートのメリットについてご紹介いたします。
ほとんどダメージがない
酸性ストレートのメリットのひとつは、ダメージの少なさです。縮毛矯正の場合、アルカリ性の薬剤で髪の毛のタンパク質の結合を破壊し、真っすぐな状態で再結合させることで髪の毛をストレートにします。このとき使用するアルカリ性の薬剤が、髪の毛にダメージを与えてしまうのです。仕上がりはたしかにストレートになりますが、髪の毛を傷めています。手触りも悪くなるため、ケアが必要です。
一方、酸性ストレートは、薬剤が弱酸性です。髪の毛も同じ弱酸性なので、髪の毛に対するダメージは格段に低くなります。縮毛矯正と比べて効果も劣らないため、髪の毛にとって、まさにベストな選択です。髪へのダメージが抑えられた薬剤を、縮毛矯正以上に時間をかけてじっくりと浸透させます。キューティクルを開かずに薬剤の効果でストレートにするので、ダメージが圧倒的に少なくすみます。
一度ダメージを受けた髪の毛を、元の状態に戻すのは大変です。縮毛矯正よりも時間がかかってしまうのは気になる部分かもしれませんが、施術後に変わらぬ手触りを維持できるのは、とても魅力的なことではないでしょうか。
ナチュラルな仕上がりになる
2つ目のメリットは「仕上がりがナチュラルである」という点です。縮毛矯正は、薬剤の効果によって、髪の毛を守っているキューティクルを開き、その隙間から薬剤を浸透させることで、髪の毛を真っすぐにします。ストレートにはなるものの、不自然なほど真っすぐになってしまうのが特徴です。しっかりと真っすぐになるのは理想的ですが、縮毛矯正をした事実を周囲に悟られたくない方にとっては、大きな問題です。
酸性ストレートは、キューティクルを開くことなく、薬剤の効果でストレートにします。施術の時間は長くなりますが、仕上がりはとてもナチュラルです。縮毛矯正のような直毛にはなりませんが、まるで元々ストレートヘアだったかのような仕上がりになります。
また、縮毛矯正の場合、髪の毛が伸びはじめたときに、根本の地毛部分と縮毛矯正をした部分との差が激しくなってしまうというのも気になる部分として挙げられます。地毛の癖が強い方ほどその差が激しく、ヘアスタイルにも悩まされることになるでしょう。酸性ストレートは、仕上がりが自然なため、その差を感じにくくなります。
パーマをかけることも可能
ストレートヘアにした後に、パーマをかけたくなることがあるかもしれません。しかし、縮毛矯正は髪の毛を変性させて再結合しているため、パーマがかかりにくく、ダメージも大きくなってしまいます。
一方で酸性ストレートは、キューティクルを開かない施術方法なので、施術後にパーマをかけたいと思ったときに、通常通り行うことが可能です。酸性ストレートをしていない状態の髪とあまり差がないため、パーマの効きは変わりません。これは、最低限しか髪の毛の質を変化させていないからこそできる、酸性ストレートのメリットといえます。
ただし、パーマをかけることで、髪の毛は少なからずダメージを受けてしまうので、ケアは欠かさずに行ってください。
ストレートにしたい方にオススメ
ヘアスタイルには非常に多くのバリエーションがありますので、ご自身の好みによって、都度変えるというケースもあるでしょう。なかには毛質に依存するヘアスタイルもあるため、そういった場合に、ストレートヘアにする必要に迫られるかもしれません。
縮毛矯正の場合、ストレート具合は完璧ですが、時間の経過とともに、根本の地毛とのバランスなどを考えると手間がかかってしまいます。酸性ストレートであれば、自然な仕上がりとなりますので、そういった心配がありません。ストレートヘアだからこそのヘアスタイルも理想的な仕上がりになることでしょう。その他にも、施術時には同時に保湿も行いますので、潤いも十分な髪となります。
初めてストレートパーマをかける方にとっても、髪の毛へのダメージが限りなく少なくすむ点と、すぐにパーマをかけられるという点は、安心材料となるのではないでしょうか。ストレートヘアへの変更を希望される方は、酸性ストレートをオススメします。
まとめ
くせ毛の方がストレートにすると、ヘアスタイルの幅が広がります。仕上がりが自然な酸性ストレートは、とくにオススメです。初めての方も、ぜひお試しください。
「アニー美容室」では、「ジュネス酸性ストレート」でその効果を実感していただけます。ヘアスタイルの幅も広げられるため、興味があるという方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。