イルミナカラーとはどんなカラーリング剤？特徴と注意点を解説！

近年人気を集めている外国人風スタイルを実現するためには、透明感のあるカラーリングと柔らかな手触りが必要になります。これらを、簡単に手に入れられるのがイルミナカラーです。イルミナカラーであれば、今まではブリーチが必要だったようなカラーでも、ブリーチを行うことなく理想の色味を実現できるでしょう。今回は、イルミナカラーとはどういった特徴をもつカラー剤なのか、さらにイルミナカラーの注意点についてご紹介します。

1. イルミナカラーとは？特徴について

イルミナカラーとは、「WELLA」 という会社が開発したヘアカラーです。まずは、イルミナカラーが持つ特徴について見ていきましょう。

1-1. ツヤを出せる

パーマやカラーを繰り返していると、どうしても髪がダメージを受けてパサつきがちです。また、髪が痛む原因はパーマやカラーだけではなく、毎日のヘアドライヤーによる熱や紫外線なども関係しています。そんなパサついた髪に潤いやツヤを与えてくれるのがイルミナカラーです。その秘密はマイクロライトテクノロジーという技術にあります。

髪を染める際には、髪に含まれている金属イオンとカラーを反応させてカラーリングを行いますが、これらが過剰反応してしまうとキューティクルにダメージを与えてしまいます。しかし、イルミナカラーでは過剰反応を抑えるための仕組みを取り入れているため、髪へのダメージを最小限に抑えることが可能です。今までは傷みが気になってカラーができなかったという方でも、安心して施術を受けられると好評を集めています。

1-2. 柔らかい手触りになる

日本人は、硬くゴワゴワした髪質を持っている方が多い傾向にあります。より柔らかな手触りを実現したい方は、イルミナカラーを選ぶのがおすすめです。キューティクルのケアとカラーリングを同時に行うことで、柔らかな髪質を実現し、外国人風のスタイルも可能になります。

1-3. 透明感を出せる

イルミナカラーの大きな特徴といえばその透明感です。近年人気を集めている外国人風カラーのような、透き通るカラーリングをブリーチなしで実現します。これは、イルミナカラーに含まれているトリミナルバランスと呼ばれる技術によるものです。トリミナルバランスでは、赤みを打ち消すのに効果的な青と、黄色味を打ち消すのに効果的な紫を配合し、透明感のある色味を実現しています。学校や仕事の規則で明るい色に染められないという方も、イルミナカラーで暗めのカラーリングを行うだけで、より抜け感やこなれ感を演出できるでしょう。

1-4. 均一に染まる

カラーリングを繰り返していると、以前染めた部分と新しく生えた黒髪部分に色ムラが生じてしまうことがあります。色ムラをなくすためには、もちろん美容師の技術が必要ですが、イルミナカラーを使うことで毛先から生え際まで均一に染めやすくなるでしょう。なぜなら、色ムラも髪の毛に含まれている金属イオンとカラー剤の化学反応によって起きてしまうからです。イルミナカラーではこれらの過剰反応を防ぐことで、色ムラの発生を防ぎやすくなります。

1-5. 匂いがきつくない

カラーリングに苦手意識を感じている方の中には、その匂いが嫌いという方も少なくありません。ツンと鼻をつくような独特の匂いは、短時間の瀬術だとしても不快感を与えるものです。しかし、イルミナカラーは独特のアンモニア臭を取り除いたカラー剤で、心地よい匂いを持っているのが特徴です。トップコートとしてメロンと青リンゴの爽やかな香り、ミドルノートとしてジャスミン・水仙・桜などの華やかな香り、そしてラストノートとしてピーチトムスクの女性らしさ溢れる香りとなっています。

2. イルミナカラーを選ぶ時の注意

さまざまなメリットを持つイルミナカラーですが、注意点を知ったうえで納得して施術を選ぶことが大切です。

2-1. 色落ちに注意

透明感のある色味が特徴のイルミナカラーですが、通常のカラーに比べると色落ちが早い傾向にあります。カラーリングを行ったときの色持ちは約1週間程度、長く持っても2週間程度という人が多いようです。これらは、髪の状態や入れる色味によっても異なりますが、自宅でもしっかりとカラーケアを行い、色味を保てるよう心がけることが大切です。常にキレイな状態を保ちたいという方は、カラーパスポートなどのメニューを取り入れている美容室を選ぶことで、定期的にカラーリングを行いやすくなるでしょう。

2-2. パーマや縮毛矯正との同時施術に注意

イルミナカラーでは、透明感を出すためにその他のカラーよりも色を明るくして暗めの色味をいれるというカラー剤になっています。つまり、髪色を見ただけでは、髪の内部がどの程度ダメージを受けているのかが分かりにくいという一面もあります。パーマや縮毛矯正などの負担の大きなメニューと同時に施術する際には、隠れたダメージを正確に読み取ることが大切です。複数メニューの同時施術は失敗が起こりやすいため、信頼できる美容師に相談するようにしてください。

3. まとめ