美しく着物を着るために欠かせない!着付けのポイントとは?

美しく着物を着るために欠かせない!着付けのポイントとは? 株式会社リフレ アニー美容室 昭島市中神町

着物は、着ているだけで美しい佇まいとなる日本特有の服装ですが、ただ着付けるだけでは美しさを表現できない難しいものでもあります。せっかく着付けをするからには、素敵な仕上がりにしたいと思うことでしょう。そこで今回は、着付けで抑えておくべきポイントについてご紹介いたします。

 

衿元と衣紋

佇まいの美しさが重要となる着物において、その印象を決定づけているといっても過言ではない部分が、衿元と衣紋です。全体的なバランスも重要ではありますが、そもそも衿元と衣紋か美しくなければ、それも成り立たないのです。それぞれのポイントを詳しくご紹介します。

 

衿元の場合

衿元は、正面を向いたときに、左右の衿が折り重なる部分のことを指します。ここがしっかりと整っていることで、佇まいが締まるのです。

着付けるときのコツは、まずは右手で右側の方の衿で、バスト全体を包むようにして左脇までもっていきます。衣紋をよい塩梅に調整したら、それを崩さないように気をつけながら、反対側もバストを包むような形で回します。

このとき、左右の合わせ目の部分は、喉元の位置に来ていればベストです。最後に、バストの下辺りの位置で紐を結んだら完成です。

 

衣紋の場合

衣紋とは、いわゆるうなじに当たる部分です。シチュエーションによって開き方を変えることにより、異なった印象を与えられるようになるでしょう。

目安としては、普段であれば握りこぶしひとつ分、正装のシチュエーションであれば、それよりも大きくあけるようにしましょう。最後に、衿元を整える際に、形が崩れてしまわないように注意してください。

 

裾合わせ

足元の裾の状態も、大切なポイントとなります。たとえば裾が床についてしまっていたり、足袋が丸見えになってしまっていたりすると、着崩れした状態となり印象がよくありません。着付ける際にも、その点に注意しながら、ベストな位置でしっかりと留める必要があるのです。裾合わせのポイントは、以下のようなものとなります。

 

床すれすれに合わせる

着付けの際に、左右の衿を開いた状態のときには、床すれすれの高さに合わせるようにしましょう。このときにすでに床についてしまっていたり、床から離れすぎていたりすると、きれいにまとまりません。

とくに着付けをしているときには、さまざまな部分に注意しなければならないため、つい見落としてしまいがちですので気をつけましょう。

 

足の甲に触れるギリギリにする

着付けの過程のなかで、衿を折って身体を包むようにするタイミングがありますが、そのときは裾の高さを足の甲に触れそうで触れない、ギリギリの高さにしましょう。

それまでは床すれすれの高さに合わせていたはずなので、若干もち上げるようなイメージです。こうすることで、最終的に紐にて留めると、ベストな高さに固定されます。

裾が床にすれないというだけで、見た目だけでなく、着物の劣化や汚れを防ぐことにもなります。裾部分の汚れは気がつきにくいため、まずつかないようにすることで、美しさを保つというわけです。

 

シワの処理

着付けにおいて、シワはかなりの大敵です。初心者の方が着付けを行うと、形としてはうまくできたようにみえてもシワができてしまうことによって、完璧とはいえない状態になってしまうでしょう。

しかしそういったシワも、ポイントさえ押さえることで、解消ができるようになります。以下からはその具体的な方法についてみていきましょう。

 

紐で留めるたびにシワをなおす

まず大切なのは、着付けの工程のなかで何度か紐で留めるシーンが出ていきますので、そのタイミングで都度シワを整えることです。

最後にまとめてなおそうとするとうまく行きませんので、細かく処理をすることがコツとなります。一段階ごとにしっかりと着付けていくようなイメージです。分割して行うことで、シワをなおす難易度もぐっと下がるので、初心者の方でも比較的対応しやすいでしょう。

 

あまった布を脇に集める

もうひとつのコツですが、あまった布を脇に集めるようにすると、シワを取り除けるようになります。シワの原因にはあまった布が寄ってしまうことも含まれますので、1箇所にまとめなければなりません。

着物を着ているときにもっとも稼働する部位は肩となりますので、脇に集めることによってシワを取りつつ、同時に可動域を広げる効果にも期待ができるのです。

 

シチュエーション別の帯選び

着物と帯の組み合わせによって、仕上がりの美しさが決まるといっても過言ではありません。着物自体はお気に入りの色と柄を選んだとしても、帯との相性次第で、最終的な印象は異なってしまいます。そういった重要ポイントである帯選びについて、以下の点に気をつけましょう。

まずは、着物の柄から一色取り入れることです。たとえば着物の柄がピンク色だったとして、そのなかの一部に黄色が含まれていたとします。その際、帯に黄色を取り入れるようにすると、全体的な統一感が出るのでまとまるというわけです。

もうひとつは、同系色でまとめることです。白とクリーム色のように同じ系統の色でまとめると、バランスが整います。ただし、メリハリがなくなってしまう恐れがありますので、紐などそのほかのアイテムで、アクセントカラーを入れるとよいでしょう。

このように、誰にでもすぐできるポイントさえ押さえれば、簡単に帯選びが可能となります。手軽に素敵なコーディネートとなりますので、慣れるまでは基本として守るようにするとよいでしょう。

 

まとめ

ちょっとしたポイントですが、今回ご紹介した部分をしっかりとしておくことによって、美しい佇まいで着こなせるようになることでしょう。

「アニー美容室」では、着付けやヘアセットもご対応しております。早朝対応も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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