酸性ストレートで使われる薬剤とは?メリットや注意点なども解説

酸性ストレートで使われる薬剤とは?メリットや注意点なども解説 株式会社リフレ アニー美容室 昭島市中神町

酸性ストレートは、弱酸性の薬剤を使い、髪の毛のダメージを減らす施術です。メリットも多く、昨今人気が出ている施術でもあります。ただし、注意点もいくつかあるので、デメリットもあわせて解説します。酸性ストレートで、ダメージを受けた髪も、ストレートに矯正してみましょう。

 

酸性ストレートではどんな薬剤が使われる?

酸性ストレートで使う薬剤には、「これ!」というものはありません。施術を受ける人の髪質に合わせたものを選ぶ必要があり、状態や髪質を見極めることが大切だからです。髪質チェックは、大きくわけて「ドライ」と「ウェット」があり、それによって薬剤の種類も決まります。まずpH(ペーハー)値を決め、薬剤をコントロールするのが基本です。

 

アルカリと酸性どちらがいいの?

アルカリ性の薬剤はキューティクルを開きますが、この行為は、髪の毛にダメージを与えます。その点、酸性の薬剤は、酸性領域でも還元可能な薬剤を組み合わせることで、髪の毛のキューティクルの開きを最低限にします。だからこそ酸性ストレートは、髪の毛へのダメージが少ない施術といわれるのです。

 

効果を決めるpH値と等電点

pH値は、学生時代習ったこともあると思いますが、酸性かアルカリ性かを調べるときに使う数値です。たとえば、普段使う石鹸のpH値は12なので強アルカリ、レモン水では数値が2なので弱酸性といえます。

健康的な髪であれば、pH値は4.5~5.5くらいになり「等電点」と呼ばれます。等電点の範囲内であれば、髪の毛のタンパク質結合が強くなりますが、それ以外ではとても不安定な状態です。酸性の薬剤を使えば、施術後に髪の毛がアルカリ性に傾くのを防ぐことができます。

 

弱酸性の薬剤の決め方

酸性ストレートをかけるには、一般的なアルカリ剤を元に、特別な薬剤を使って弱酸性に変化させないといけません。アルカリの薬剤を元にすることで、弱酸性でも毛髪部分まで薬剤を届けることが可能です。

 

酸性ストレートのメリットは?

酸性ストレートで使う薬剤は、弱酸性なので髪に優しいのですが、逆に「そんな弱い薬剤で髪の毛がストレートになるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

酸性ストレートは、トリートメントと同じpH値ですが、それに還元剤がプラスされます。還元剤で髪の毛の結合を切ってくれるので、弱い酸性の薬剤でも、ストレートに伸ばすことを可能にしているのです。

 

髪へのダメージが抑えられる

通常の縮毛矯正ではアルカリ性の薬剤を使うため、必要以上にキューティクルが開き、髪にダメージを与えてしまいます。ただし、酸性ストレートは、髪の毛により近い弱酸性の薬剤を使うので、髪の毛にダメージが少ないのが一番のメリットです。


また、パサつきや乾燥を防ぐことができるので、持ちもよくなるのがメリットでしょう。

 

柔らかな質感にできる

酸性ストレートは、アルカリ性と違い、必要最小限の結合を切るだけです。そのため、髪の毛がピンピンになりづらく、柔らかく仕上がるのもメリットといえます。柔らかく自然なストレートに仕上がるので、人気の施術になっているのです。

 

トリートメントのような仕上がり

酸性ストレートでは、保湿を同時に行いながら施術をします。ですから髪の毛が柔らかくなり、しなやかなストレートに仕上がるのもメリットです。従来の縮毛矯正とは違い、まるでトリートメントをしたような仕上がりになります。

 

パーマやブリーチも可能

弱酸性の薬剤を使用する酸性ストレートは、少し時間を空ければ、パーマやブリーチなどもかけられます。酸性ストレートの後にパーマをかけるのであれば、同じく酸性のパーマにすれば、持ちもいいでしょう。

ただし、ブリーチでは施術に繊細さが要求されるため、ダメージが残っている場合はかけられない点には注意が必要です。

 

酸性ストレートで注意すること

酸性ストレートは、髪の毛にダメージが残らないのがメリットであるものの、デメリットもあります。酸性ストレートの施術を受ける場合は、以下の項目に注意してください。

 

長時間の施術になる

酸性ストレートは弱酸性の薬剤を使うので、薬剤が髪の毛に浸透するまでに時間がかかります。通常の縮毛矯正では、10~15分ほどの放置ですみますが、酸性ストレートは、45分~1時間はかかるとみておきましょう。

薬剤が浸透してから施術が終わるまで、約3時間以上かかるのは、デメリットです。

 

まっすぐにならない?

酸性ストレートは柔らかく仕上がるのがメリットですが、逆にまっすぐのストレートには向いていません。縮毛矯正で、ボリュームを減らしたいときやピンピンのストレートにしたいときには、通常のアルカリ薬剤を使った縮毛矯正をかけましょう。

 

普通より料金が高め

酸性ストレートの薬剤は、浸透率が低いため、どの美容院でも用意してあるとは限りません。薬剤自体の料金も高めなので、施術も通常の縮毛矯正より高くなります。

 

美容師の技術力による

酸性ストレートは、薬剤の知識だけでなく、技術も必要なので、専門の美容師が必要です。経験がない美容師では、失敗する可能性もあります。酸性ストレートをかけるなら、美容師によって仕上がりが左右されることを知っておきましょう。

 

酸性ストレートがオススメの人は?

酸性ストレートに向いている人は「自然なストレートにしたい人」「ボリュームを減らしたい人」「ツヤのある髪にしたい人」「カラーなどのダメージが気になる人」などです。

また、通常の縮毛矯正で、大きなダメージを受けている髪や切れかかっている髪でも施術が可能なのは、メリットでしょう。髪の毛にダメージが大きい人にこそ、酸性ストレートは向いているので、ぜひ施術を受けてみてください。

 

まとめ

酸性ストレートの薬剤の効果や施術を受けるメリット、施術での注意点などをご紹介しました。酸性ストレートは、髪の毛にダメージを与えにくいと人気の施術です。ただし、注意点もいくつかあるので、デメリットも確認のうえで施術を受けるようにしてください。

酸性ストレートの施術を受けられるサロンをお探しの場合は、ぜひ一度「アニー美容室」にご来店ください。縮毛矯正やデジタルパーマなど、豊富なメニューで悩み解消のお手伝いをいたします。お気軽にお問い合わせください。

ページ上部へ