脱毛は顔や背中にニキビがあってもできる？脱毛とニキビの関係も解説！

ムダ毛が気になる季節になると「毎回お手入れするのも大変だし、今年こそ脱毛してみようかな？」と思う方もいらっしゃるでしょう。脱毛すればツルスベの素肌になり、何よりムダ毛の処理に時間を取られなくなります。良いことずくめの脱毛ですが、脱毛したい顔や背中のニキビが気になって一歩踏み出せない方もいるかもしれません。そこで、この記事ではニキビができていても脱毛は可能なのか、脱毛がニキビに与える影響について解説します。

1. ニキビがあっても脱毛はできる？

ニキビは、体のコンディションやストレス、乾燥が原因で皮脂が過剰分泌されることで毛穴が詰まることによってできます。しかし、その中でも顔や背中は、シャンプーやトリートメントが十分に洗い流されず皮膚に残ることにより毛穴が詰まりやすく、大人になってもニキビができやすい場所です。これらの部分にニキビができていると光や熱の刺激で悪化するのでは、と思ってしまいますが、実際はどうなのでしょうか。

1-1. ニキビの状態によるが脱毛は可能

結論から言うと、ニキビの状態によりますが脱毛の施術はできます。ニキビがあっても、初期のニキビや白ニキビ、または治りかけ、ニキビ跡といった状態であればその部分を避けて施術をすることが可能です。

1-2. 避けたほうが良い場合

ニキビの状態によっては、施術を避けたほうがいい場合もあります。炎症をおこして赤くなったり化膿したりしているときや、ニキビが広範囲に広がっているときです。このような状態の場合は、施術の際に使用する光やレーザーの刺激で症状が悪化する可能性があるためです。

2. 脱毛とニキビの関係

脱毛したらニキビが改善された、ニキビ跡が気にならなくなってきたという方もいます。すべての人に当てはまるわけではありませんが、いったいなぜこのようなことがあるのでしょうか。

2-1. 雑菌が繁殖しにくい状態になる

ニキビは食生活や生活習慣の乱れによって過剰に皮脂が分泌された結果、毛穴に詰まった角栓が炎症を起こしている状態です。その場合、毛があると雑菌が繁殖しやすいため炎症がひどくなりやすいのですが、脱毛されていれば雑菌が増えにくくなり、清潔を保てるためニキビができにくくなるというわけです。

2-2. 毛穴が詰まりにくい状態になる

ニキビは毛穴に汚れが詰まることでできますが、脱毛の施術を受けると徐々に毛が細くなるため毛穴自体が小さくなっていきます。そのため、だんだんと皮脂や汚れが詰まりづらくなりニキビのできにくい肌に近づけられます。

2-3. 自己処理による肌ダメージが減る

ムダ毛処理をカミソリやシェーバーですると、肌への負担は非常に大きいものとなります。カミソリ負けしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。こうしたカミソリ負けが実はニキビを発生させる原因になっていることがあります。脱毛すれば肌を傷めてしまう自己処理の回数が大幅に減るため、肌へのダメージを減らせます。

2-4. ニキビ跡が薄くなることも

一部の脱毛サロンやクリニックで脱毛用に導入されている機器の中には、ニキビ跡の改善にも使われるものがあります。肌の真皮層を刺激し、コラーゲンの生成とターンオーバーを促すためニキビ跡などを薄くする効果が期待できます。あくまでも二次的な効果ですが、脱毛もしたい、ニキビ跡も気になるという方は試す価値はあります。

3. 脱毛したあとニキビが増える？

反対に、脱毛の施術を受けたあとニキビのようなブツブツができた、という声も聞かれます。これはいわゆるニキビとは異なる「毛嚢炎(もうのうえん)」という炎症が起きている可能性があります。

3-1. 毛嚢炎とは

毛嚢炎とは、毛穴の一番奥の毛包に雑菌が入って炎症が起きている状態をいいます。赤いブツブツができ、痛いこともあります。一見、ニキビに似ていますが別のものです。ニキビとの違いは、毛嚢炎には芯がないことです。また、ニキビは化膿したり炎症が悪化したりすることがありますが、毛嚢炎は状態が急激に悪化するこことはあまりありません。

3-2. 毛嚢炎の予防、治療

毛嚢炎はできてしまったら基本的に自然治癒を待つことになります。早く治すには、できる限り患部を保湿し、触らないようにして清潔にすることが大切です。色素沈着をしてしまうことがあるため、なかなか改善しない、症状がひどくなってきたという場合は病院の診察を受けましょう。

4. まとめ